【メキシコ会社設立】最低賃金

 メキシコで会社設立をするために、最低賃金を知った上で現地採用の労働条件を設定しやすいでしょう。

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 メキシコの最低賃金水準は、ILOが発表している2013年ベースによると、ほぼ最低水準の月次130ドルほどです。同じ南米でも、TPP加盟国のペルーの最低賃金が同230ドル、チリの最低賃金が同310ドルと、メキシコの最低賃金を大幅に上回っています。その他、エクアドルとブラジルの最低賃金が同250ドル、パラグアイ最低賃金が同360ドル、経済情勢が危惧されるアルゼンチンの最低賃金が同530ドルと、いずれもメキシコの最低賃金を大きく上回っています。

 その点からすると、メキシコ市が提案した最低賃金は170ペソへの漸次引き上げは現実的といえるかもしれないです。

 2015年6月末現在のメキシコの最低賃金者数は約700万人と社会保険庁(IMSS)は明かしていますが、実際のところは社会保険料を安く支払うために最低賃金に設定されている労働者も多いとされます。

 その点から言えば、最低賃金が大幅に引き上げられると、その分社会保険料などは、労働者だけでなく、企業負担もかなり増すことが考えられます。さらに、今後予定されている年金改革問題で、企業負担の掛け金割合が引き上げられれば、人件費関連の企業コストはかなり増えていくことになりそうです。

 メキシコの最低賃金を知った上で、如何に適切な労働条件を設定するかはこちらのサイトを参照してください

出典https://www.bizbuddy.mufg.jp/ame/lat/politics_economy/1512/entry52866.html

   http://www.wiki-investment.com/home.php?ctid=12