インド会社設立徹底解説!「医療業界」

 今回はインドで医療会社を設立する場合、インドの医療業界を紹介していきます。

 インドの医療機器の75%は完成品の輸入または輸入材料を基に製造された製品で、残りの25%が国内企業の製品となっています。インドに進出している外資企業の事業展開として、多くは輸入製品のディストリビューションとサポート事業のみでしたが、近年では現地生産の体制を確立する企業も増えてきています。

 経済開放以降、先進技術を活用した輸入品に対抗するため、インド現地生産の医療機器は低価格を追求せざるを得ず、結果、現在は年間生産量のうち60%以上が輸出されています。

 2004~2009年のインド国内の製造業における医療機器市場の数値を見てみると、製造工場は2004年13万6353拠点、2005年14万160拠点、2006年14万4710拠点、2007年14万6385拠点、2008年15万5321拠点、2009年15万8877拠点と推移しています。医療機器の生産拠点と製造業全体に占める割合は、2004年310拠点で0.23%であり、製造業全体に占める割合は、2009年まで0.2%前後とほぼ横ばいで推移しています。

 

 つまり、インドの医療機器市場は2015年時点で30億米ドル規模、アジア4位の市場となっています。年平均成長率は15%に上るということです。1990年までは国内企業の寡占状態でしたが、経済開放後は世界的なマーケットリーダーが複数参入し、現在では輸入品が大きなシェアを占めています。

 そこで、インドの医療会社を設立するなら、今はチャンスだと思います!

>>詳しく会社設立の手続きはこちらのサイドで詳しく紹介しています。

出典:

http://www.nishithdesai.com/fileadmin/user_upload/pdfs/Research%20Papers/The_Indian_Medical_Device_Ind