タイで会社設立徹底解説!「タイのビザと労働許可(1)」

 

 タイでは「タイ国内で外国人がいかなる労働を行う場合にも労働許可が必要」というのが普通でしたが、最近タイのビザ以下の変化がありました。

(1) ビザ・ラン(Visa Run、詳細後述)の取り締まりが厳しくなった。

(2) 外国で取得するノン・イミグラントビザ(非移民用ビザ、Non-Immigrant Visa)の「B」タイプが「B(Working)」ビザと「B(Business)」ビザの2種類となった。

(3) ビザの規定において「出張者は緊急業務の届け出をすれば15日以内の労働ができる」という原則があるが、緊急業務の届け出は「緊急性がなければ届け出はできない」「前回の届け出から一定期間以上を空ける必要性がある」「年間の回数制限がある」という情報があり、そのため、緊急業務の届け出の利用にかなりの支障が生じている。

(4) ビザの規定において「緊急業務の届け出が不要な活動」が発表され「いかなる労働を行う場合にも」という原則が若干崩れている。

 このように、ビザと労働許可に関するこのような状況が出張者の取り扱いを難しくしています。

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