中国会社設立徹底解説!「中国での現地採用と最低賃金」

 中国で会社を設立する際に、現地採用をする日本企業が少なくないです。現地採用をする際に、実は注意すべきことはいくつがあります。

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  まずは、出身地、学歴、職歴などを確認しなければならないです。中国で履歴書を偽造する人もいますので、身分証明書や大学卒業の証明書を提出させる必要があります。北京国政通網絡科技有限公司の身分網(http://www.id5.cn)などで身分を確認することができます。

 次は、会社を設立場合、中国で優秀な人材を採用できるように、労働条件を明確にするだけでなく、設立された企業の持っているビジョンや目標、社会貢献などの理念を明確に説明することが重要です。例えば、重要なポジションに中国人を採用し、公平性を重視した採用制度、賃金体系など明確なキャリアパスを構築することが求められます。

 最後は優秀な中国人に対しては、国籍にかかわらず設立された会社幹部に登用することで将来に可能性を感じさせ、中国人にとって魅力のある企業にすることができます。これも中国での現地採用の重要なポイントとなっています。

 

 では、設立された会社でどのような採用制度や賃金体系は中国人にとって、公平を感じさせますか?このような採用制度や賃金体系を形成するために何か必要ですか?詳しくはこちらへ

 

 中国で会社を設立する際に、現地採用するために中国の最低賃金を知ることがとても大事です。

 ここで、中国主要都市・省別の最低賃金を以下の表で説明していきます。

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出典:みずほ銀行(中国)有限公司(2016年1月)

 

 この表から見ると、中国の最低賃金は毎年だんだん上がっています。現在中国では、国有企業以外の企業は最低賃金を守れば自由に賃金を定めることができます。しかし、その中で誰も納得できる人事評価基準を作り、労働者に不満を抱かせないようなシステムを構築することが求められます。賃金の上昇に伴い、現地雇用している労働者の賃金水準と新たに雇う労働者の賃金水準を常に意識して賃金制度を構築する必要があります。

 そうすると、会社を設立する際にどのようにして雇用している労働者の賃金水準と新たに雇う労働者の賃金水準のバランスを取れますか?詳しくはこちらへhttp://www.wiki-investment.com/book_inner.php?state=read&indexing=14&cha_id=MTgy&book_id=MjU=&sdi=962#con962